蓮☆さとこのほにゃほにゃアート

ヤフーブログから引っ越してきました。

健さんはイジメられっ子だった

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今年はじめて、図書館に行ったら

新着本コーナーに、こんな本がありました

「少年時代」 高倉健・著 集英社


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えっhttp://img.mixi.net/img/emoji/74.gif

高倉健 って、あの健さん

「ジブン、不器用ですから」 なんて言ってたけど

絵本なんて、出していたのかしら? って

そう思えるほど、絵本っぽい本でした

中を開いてみると、大きな活字、わかりやすい挿し絵

でも・・・ よく見ると、これは大人になった健さん

自らの生い立ちを語った、自伝なのね

ふと、目にとまったページ・・・


 僕は苛(いじ)められっ子だった

 身体が弱かったこと、小学校を2回転校したことが

 苛めの対象になった


まさか、あの健さんが・・・

ヤクザ映画で、ものすごい男気出して

バンバン悪者をやっつけてた 健さんが・・・


ほかにも

 知らない大人の男から、いきなり頭を殴られた

 拳固にした手の、中指だけを突き出した殴り方で

 漠然とだが大人の悪意というものを知った 

とか・・・

いろいろ理不尽な目に合っていたらしい

だから

あの、有名なエピソードがあるのかな

ある助監督が、ADを見下してイジメていると

健さんがすごく怒って、その助監督を殴った っていう話

そういえば

以前、知り合いで映画関係の仕事をしていた人が

健さんとはじめて会ったとき

 〝こんな仕事について、あんたも大変だね・・・〟

 って、しみじみ声かけてもらった って言ってた


あとがきに、王陽明の言葉がのっていました

健さんがどうしようもなく苦しかったとき

目にとまったそうです


 冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、

 激せず、躁(さわ)がず、競わず、随(したが)わず、

 以って大事をなすべし。



「耐え」 という字が、いっぱい並んでる

健さん・・・相当、耐えていたのね


弱い人間が

いろんなことに耐えて

精いっぱい生きようとするところに

意義があると思うんだけど


王陽明の言葉よりも

健さんの、こっち言葉のほうが

グッ と、胸にささります



  苛められる子は辛いが

  苛める子の心も哀しいと

  大人になった僕は思う


               高倉 健




http://img.mixi.net/img/emoji/133.gif写真は、2月の手作り玄関リース 綿と☆でアレンジしてみました

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