蓮☆さとこのほにゃほにゃアート

ヤフーブログから引っ越してきました。

2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ごめんね天使。

あんなこと、こんなこと。 あなたに、いっぱい、いっぱい「ごめんなさい」

よろずごと。

雑音は雑音。

おぼろな記憶。

地底湖のような場所、鏡のようにすみわたった水面・・・。

うさこ願望。

こんなときもある。

雪ぐるみ。

まんまる・・・。

天使のささやき。

いっしょに、ほぐそう。

雪だるま。

はかないから、愛しい。

蓮天女。

泥のなかに、咲く。

モーモー茶屋。

モーモーさんの「牛汁」。

微笑。

うふ。

もみの木。

もみもみ・・・。

傷つかない。

何度切られても。

木の気分。

風にゆられて。

いい湯だな♪

はぁ~、ビバビバ♪

母子。

抱っこの、ぬくもり。

うつむき天使。

ふんわり・・・雲のうえ。

冬眠クマ。

ねんね・・・。

月にかけるハシゴ。

サンタのプロ根性じゃ☆

サンタの少年時代。

やんちゃでした。

かみつきハチ〔あとがき〕

かみつきハチを読んでくださって、ありがとうございます。 この物語は、実在の人物をもとにストーリーを組み立てたものです。 この世の、すべてのひきこもりの若者と、保健所で処分される犬猫たちに、この物語を捧げます。

かみつきハチ ⑭

「もどるんだ、ワン」 < 完 >

かみつきハチ ⑬

しばらくして、ハチ公の銅像の前に、パンの耳をおいておくと、いなくなった飼い犬がもどってくる。 こんなうわさが流れた。 うわさがうわさをよんで、今では毎日、パンの耳を持ってくる人がふえ、山のようになったパンの耳が、苦情のタネになっている。 しか…

かみつきハチ ⑫

かみつきハチは、次の朝死んだ。 犬はかみつきハチが死んだあと、ぷっつりどこかへ行ってしまった。 二度と姿を見かけることは、なかった。

かみつきハチ ⑪

「・・・・!」 「・・・・!」 声にならない声。 燹 ΑΑΔかえりィッ・・・ 「あんたの、犬か」 わしは、ヘナヘナとしゃがみこんだ。 かみつきハチはふるえる両手で、犬の顔をつつみこむ。 涙でぐしゃぐしゃになった、かみつきハチの顔を、犬がペロペロなめ続…

かみつきハチ ⑩

苦しそうな息づかいの中から、しぼり出すような声で、 「・・・犬は、まだ?」 「そ、それが・・・」 と、言いかけたとき、誰かが 「おいッ! 犬だ、犬が来たぞお!」 と、叫んだ。 かみつきハチの目が、カッとひらいた。 「帰ってきた! やっと、帰ってきた…

かみつきハチ ⑨

かみつきハチは、思ったより、ずっと重い病気だった。 ボランティアの医者にみてもらったところ、もってあと2、3日という。 その医者にいわせれば、今まで生きていられたのが、不思議なくらいだそうだ。 よほどの強い信念がなければ、無理だっただろう、と…

かみつきハチ ⑧

かみつきハチだ。 ハチ公の銅像にペコリとおじきをして、新しいパンの耳をガサゴソ袋から出している。 こんなに近くで、顔を見たことはなかったが・・・ずいぶんやせて、青白い顔だ。 ヘンなせきもしてる。足元も、フラついているじゃないか。 「おい」 わし…

かみつきハチ ⑦

あの日から、もう何年にもなる。 いつしか、ホームレスの仲間うちで、若い男のことを『ハチ』とよぶようになった。 かみついたから、『かみつきハチ』。 忠犬のハチ公は、ご主人の帰りをずっと待っていたが、今度は人間が犬の帰りを待っている、と。 若い男…

かみつきハチ ⑥

次の日から、わしは犬をさがしまわった。 ホームレス仲間のツテをあたって、四方八方さがすよう、全国に伝令を出した。 わしはホームレスの世界では「オヤジ」とよばれる存在なのじゃ。 犬だろうが、人間だろうが、路上モンのことなら、路上モンにまかせろ。…

かみつきハチ ⑤

「約束しよう」 ハチ公の銅像のうしろから、鼻をつまんで、なるべく重々しい声で言った。 「あんたの犬は、必ずもどる」 若い男は、腰をぬかすほどビックリして、ズル・・・ッと後ずさった。 食い入るような目で、ハチ公の銅像を見つめている。 「必ずもどる…