北極星の導き手 ①
「こんなに暑いのに、7月にウォーキングなんて」 とブツブツ言ってる
ダーリン・・・ 5回参加すると、記念品がもらえるって、はしゃいでたのは誰?
「オレは、暑いの苦手なんだよ。汗ビッショリになるのがイヤなんだ」
ハイハイ・・・ なんとかなだめながら、受付をすませると
一生懸命、バス停をさがしたり、駅にもどろうとしてる
ハハァーン・・・ 公共機関を使って、ゴールまでワープするつもりね
そんなんじゃ~、こだまキップで、せっかく大阪まで来た甲斐がないよ
全行程12キロを歩くのは無理としても、せめて少しは散策したいワ
たまたま目にした観光案内所のおじさんに聞いてみる
「あのう、この辺で里山って、どこら辺ですかねぇ」
「里山は知らんが。。。妙見山に行けば、ケーブルやリフトがあって
いまならアジサイも咲いてるし、一度は訪れてみるといいですよ」
とてもにこやかな対応で、地図までくださって。。。ああ、ありがたい
丁寧にお礼を言って、その場をはなれると、またすぐ主人がキャンキャン吠える
「シャトレーゼに入って涼をとろう」 「マックで沖縄パインシェークを飲もう」
ウンウン・・・わかった、わかったから・・・ いやもう、何しに来たんだか
どうしてこう、暑さに弱いと、イライラ怒りっぽくなるのかな
いたしかたない、このまま駅に向かって、ゴール地点のそばの
ナントカ山まで行って、そのケーブルとやらに乗ろう
そこで時間をつぶせば、みんながゴールする時間といっしょになるし
参加証のスタンプを押してもらって、そのまま帰ることが出来るよ
ケーブルなら歩かなくてもいい、と思ったのか、主人はすぐに大賛成
やっとご機嫌をもどして、スタスタ歩きはじめたんですが・・・
電車から降りて歩いて10分、のはずが、わりと遠い?結構なキョリ・・・
途中で嫌気がさして 「もうケーブルなんていいよ!」 と、ブチ切れる主人
「せっかく来たんだもの、もう二度と来られない土地かもしれないし
いっこぐらい、なにか見て帰ろうよ」 と、必死になだめる私
プンプン怒りながら、ズンズン先へ先へと、ひとりで歩いてる
ほっといたほうが、早足になっていいのかも・・・
そして、やっとの思いで、たどりついたのが
妙見の森ケーブル 黒川駅 でした
http://noseden.hankyu.co.jp/station/cable.html
全身汗まみれで、フラフラ~ だったのに
不思議なことは起こるもので。。。
この、ケーブルの中で、不思議なめぐりあわせがあって
ミラクルを体験することになりました
まさしく、人生のワンダー×ワンダー
土地の由来や名前も知らないし
なにがあるのか、さっぱりわからなかったんですが
「北極星の導き手」 としか、思えないような
小柄なおばあちゃんとの、出会いが待っていたのです
(つづく)
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