蓮☆さとこのほにゃほにゃアート

ヤフーブログから引っ越してきました。

瀕死のちぇりーぼん③

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(つづきです)


ボロボロになった根元のわきに、やわらかな新芽が出ています

あきらかに、まわりの草とはちがう、サクラの葉っぱのカタチ

これは・・・ ちぇりーぼんの分身なのだわ

ちょっと手でさぐってみると、本体から切り離されてる?

根っこが腐って、とれちゃってるんだ・・・ よぉし!

この新芽を持ち帰って、ベランダで2世を育てよう

万が一、ちぇりーぼんが枯れたとしても、命はつながる

必死に手で土をかいて、根っこをとりだそうとしたけど

か かたい・・・山の土って、ものすごく固いのね

根っこも、地中深くまで、張りめぐらされてるようで

ちっとやそっとじゃ、引っこ抜けやしない

とちゅうで主人に代わってもらったけど 「すげえかたいぞ」

男の力でも、ビクともしない って。。。ダメなのかな

と、思っていた矢先、ボゴーッ 「ぬけたぞっ!」

よ よかった~ これで、ちぇりーぼんの分身を持って行ける

ありあわせのレジ袋に、そーっとつつみ込んで・・・

ちぇりーぼんの幹を握りしめながら、チューをするhttp://img.mixi.net/img/emoji/65.gif

がんばるんだよ、信じてるからね

山の神さま、土地の精霊に、天をあおいでお願いする

「ちぇりーぼんをよろしくお願いします」

後ろ髪をひかれつつ、その場をあとにしました

途中、こらえきれず、泣きだしてしまった私に

「きっと、ちぇりーぼんが、チカラをぬいてくれたんだな

 あのとき突然、ふっと、根っこがはずれたんだよ」

と、主人が言いました

ダーリンが、そんなことを言うなんて・・・

あなたも、かなり不思議チャンになったのね

出口まで来たとき、事務所のひとに声をかけました

ダメもとで、ちぇりーぼんのことをたのんでみよう、って

受付の女性が、造園担当者を呼んでくださると言うので

しばらく待っていたのですが、なかなか現れず

帰りのバスの時間が迫ってきて、もう無理だろうと

あきらめて帰ろうとしたとき、作業服を着たひとが

「あ・・・」 と、私たちを見て、足をとめました

「もしかして、造園の関係者さんですか?」

「ハイ」 

とてももの静かで、おだやかな

まだ若い男性でした


(つづく)

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