蓮☆さとこのほにゃほにゃアート

ヤフーブログから引っ越してきました。

長岡京の春 ③

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山歩きは、アクシデントがつきものです

下りの坂道で、前を歩いてたおじいちゃんが、突然転んじゃって

あわてて抱きかかえると、左半身が軽くマヒしてる

こんな体で、杖1本をたよりに、ひとりで急こう配を下ってたの?

主人とふたりがかりで、おじいちゃんの両脇を必死にかかえて

なんとか立たせようとするんだけど、地面がすべっちゃってダメ

その間、後続の人たちは、ただ見ているだけ・・・ホワイ?

すると、50m後方にいたスタッフさんが駆けつけてくれて

しばらく休んでから、ゆっくり歩きましょう、ということになって

とりあえず一件落着・・・ と、その場をあとにすると

今度は、ドドドッ と、すごい音

体格のいいオジさんたちが、すっごいスピードで近づいてくる

まるで 「落石」 みたいな、こ こわいよー

オラオラどけーっ チンタラ歩いてんじゃねー って

こっちは、足元がグラついて、歩けないほどなのに

ぶつかったら、コロコロ 坂道をころがっちゃうよー

そのオジさん集団は、あっという間に見えなくなって

平らな道にもどって、ホッ としてると

 「横、通ります」 と、すれ違っていくひとがいて

ああ こんなふうに、みんながひと声かけてくれたら

おたがい、気持ちがいいのになぁ~ 

急いだところで、ゴールはいっしょなのに・・・

道のりが、大事なのに・・・

しばらくして宝寺に着くと、閻魔大王の像の拝観をすすめられました

通常400円のところ、半額の200円でいい って

トイレの案内をしてる地元のオジさんに、聞いてみました

「閻魔さまを見たこと、ありますか?」

「いや・・・ ワシには、ひとには言えん秘密がある

 棺桶まで持ってかにゃーいかんコトだで

 閻魔さまに会うのは、まだずーっと、先でええんよ」

「ですよねー ワタシも、黒歴史が山ほどあって

 叩けば、ホコリだらけですよー」

ふたりで顔を見合わせて、ひゃっひゃっと大笑い

ご利益とかそんなの、どーでもいい


やさしい風になって

この人生で、すれちがうひとと

ほんのつかの間、情をかわせたら

それでいいんだ・・・ って

しみじみ感じた、長岡京の春でした





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