蓮☆さとこのほにゃほにゃアート

ヤフーブログから引っ越してきました。

うそは常備薬

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夜、JR北海道の路線事故のニュースを見ていたら

いきなり、主人が大声で叫びました

「おおっ ○●じゃないか コイツ、○●だよッ」

見ると、乗客のひとりの、でっぷり太った中年男性が

「困るんですよねぇ」 って、インタビューに答えてる

まだ主人が、20歳前後の、東京の専門学校生だったころ

男ばかり十数人あつまって、シェアハウスのようなマンションで

雑魚寝して暮らしていた・・・ そのときの、仲間のひとり だそう

「でもなぁ アイツは、網走の工務店の跡継ぎだったはず・・・」

するとテレビの映像が、パッ と切り替わって 「網走駅」 になってる

「ああっ 網走だ やっぱりアイツ、実家継いでるんだ」

しみじみ、なつかしそうに、目を細める主人

東京時代の友人とは、もう、ほとんど交流がないそう

でも、貧乏で、食べるものにも困っていた時代に

ひとつ屋根の下で、苦楽をともにした仲間たちのことは

ずーっと、胸の奥ふかく、刻み込まれているみたい

「無修正のエロ本に、砂消しゴムでモザイクかけるバイト

 アレも、いっしょに暮らしていたヤツが見つけてきたバイトでなぁ

 ヤバい筋の仕事だったけど、空手やってるヤツが、まず最初に行ってみて

 ダイジョウブ って言ったから、次からみんなで行ったんだ」

・・・ん? ちょっと、待って ダーリン

その話は、まえにも、聞いたことあるけれど

たしか 「にーちゃん、ヒマか? エエ仕事あるで」 って

あやしいオッサンに、公園で声かけられて、ひとりでついてった って・・・

そんじゃ、ちがったのね 他のひとに、くっついてっただけ?

・・・ムウ~ ダーリン またなのね

ウソなら、つきとおせばいいのに、根がズボラで、すぐ忘れちゃうから

どんどんほころびが出て、結局、いつもバレることになる

それにひきかえ、バカ正直で、人を疑うことを知らないジブン

いもしないダーリンの里親を探して、名古屋の街をさまよったこともあった

ダーリンの放言癖には、ほとほと、まいってるんだけど・・・

でも、最近は、そーゆーのが、少なくなってきた

いまここで、「また、ウソ言ってたのね」 って、怒ってもいいんだけど

そのかわりに、こんな風に、言ってみました

「前はさ、見栄をはったり、カッコよく見せようとか思ってた?」

「・・・そういうとこ、あったね」

「そのまんまで、じゅうぶんオモシロい人なんだからさ

 自分をつくらず、そのまんまでいてほしいよ」

「うん・・・」

・・・それで、おしまい

思えば、私も、まるくなりました

以前だったら、相手をとっちめることしか、頭になかったのに

いまでは

 小さなウソなら、問題ない

 命に別状なければ、とるに足らないこと

 大切なのは、いま目の前にいる相手と

 どれだけ、おだやかで、幸せな時間を過ごせるか・・・

 もう過ぎたことなら、ゴチャゴチャしない、させない

 あとのことは、なるにまかせよう 

 だって ウソも、方便

 世の中を渡っていくなら、ウソも必要ですもの

 ジブン、このままの流れでいけば

 「だまされた大賞」 狙えるワhttp://img.mixi.net/img/emoji/47.gif

 くふっhttp://img.mixi.net/img/emoji/74.gif  デス



    ウソは常備薬

    真実は劇薬  


        「こころの処方箋」 河合隼雄 より



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