よちよちドライバー

コンビニのレジで会計をすませると

杖をもったおばあちゃんとすれちがった

よちよち歩きで、出口の方へ向かってる

ものすごくスローな動きで、後ろがつっかえたけど

おばあちゃんのペースに合わせてついて行き

自動ドアじゃない扉を、グッと押してあげると

よちよち、よちよち、なんとか外へ出ていかれた

うふふ、いずれわが身だもの

お年寄りには、親切にしてあげなきゃね・・・と

おばあちゃんの後ろ姿を見送ってると

進んでいく先には、私のママチャリが　(店頭に置いてあった)

チコチコ、チコチコ・・・　小さな動きで、よろけながら

ママチャリを避けようとしてる　・・・すごく邪魔そう

「あっ　ごめんなさい。すぐ、どかします」

あわてて、ママチャリをどかすと

「あ　あんがとね」　と、おばあちゃんは小さく笑って

すぐそばの、軽自動車の運転席のドアを開け・・・た？

ま　まさか

で　ででもっっ　車の中には、誰もいない

杖を車の中に入れて、ジブンも乗り込んで

えええーーーーっ

車、運転して、帰るの

だって

足元も、おぼつかないのよ

置いてあるママチャリだって、避けられないほど

動作が、にぶってるのに

・・・

・・・い

行っちゃった

いや～

ホント、コワイ

ああいう高齢ドライバーが

この日本に、いったい、どれだけいるんだろう

カラダの動きが鈍くっても

運転って、出来るものなんだろうか

公道を走っても、ダイジョウブなんだろうか

万が一、事故っても

「わしゃ、わからん」　で、すんじゃったら

ひかれたほうは、たまったものじゃない

なんとか、免許をとりあげる法律を

つくったほうがイイ

志村けんの、ひとみばあちゃんに

運転させるようなものだもの




■本日のほにゃほにゃニュース

腰を据えた構えは達人…　ただならぬオーラを放つ野良猫拳の使い手あらわる
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