宗教のお誘い

 

 

玄関チャイムが鳴って、出てみると

あっ・・・　以前、このマンションに住んでた奥さん

○●教　に入信してる、すごく布教熱心な方

たびたびお誘いがあったけど、なんとかかわしてた

最近は、ご無沙汰だったんだけど・・・

ど　どうしよう、と思いながら　「子どもさん、お元気ですか？」　と

さしさわりのない会話をしてると、宗教新聞のコピーを渡され

いいことが書いてあるから、と、購読を勧められました

うん・・・　すごく、いいこと　だけど

お金、かかるんだよね～　(´・ω・`)

私は、宗教やってないけど、宗教自体は尊重しています

いろんな宗派の形や教え、経典を読むのが好きだし

アマゾンのヤノマミ族の信じる死後の世界　ホトカラ

沖縄の水平線の彼方にあるという　ニライカナイ

などなど・・・さまざまな伝説に、ココロ躍らせています

だけど、結局、根っこはひとつ

神さまは、外じゃなくて、自分の中にある

ひとつの型にハマらなくても、この日常の中で

ジブンに見合った、小さないいコト　を

コツコツ積み重ねれば、それでいいと思う

・・・そんなこと、この奥さんには言えないけど

不思議ちゃんなので　「やっぱ足元ですよねっ　足元から行動っっ」

とかなんとか、ものすごい熱弁をふるったのち・・・

栄養ドリンク１本と、チョコレートを差しあげて

ていねいに、おひきとり頂きました


ねぇ　奥さん、あなたのこと、大好きです

シングルマザーで、子ども２人育てながら、家まで建てて

本当に立派だなぁ・・・って、尊敬してるんですよ

お友だちになりたいけど、宗教とは別

どうか、いつまでも、お元気で

お布施をとられすぎませんように





　　人類学の本を読むと、旧石器時代の宗教　(精霊信仰)　には

　　「真理」　しかないと書かれている

　　それが、新石器時代になると　「善悪」　や　「規範」　といった

　　概念が登場し、精霊に代わる全能の神が誕生する

　　その時、宗教は変容する・・・


　　精霊は、善悪とは無関係に

　　ただ在るだけのもので

　　集団や個人を支配するものではなかった


　　　　　　　　　　　　　～　「ヤノマミ」　国分拓　NHK出版　より




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