蓮☆さとこのほにゃほにゃアート

ヤフーブログから引っ越してきました。

3.11のオフレコ漫画。

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図書館にリクエストしていた本が届きました http://img.mixi.net/img/emoji/83.gif

読もうか、読まずにおくか、とても悩んだ本なのですが・・・

「1年後の3.11 被災地のオフレコ話」  (笠倉出版社)

仙台在住の漫画家 ゆうみ・えこさんの、震災体験マンガです。


オフレコ という響きが、なんとなく恐ろしくてhttp://img.mixi.net/img/emoji/246.gif

リアルな震災のウラ話なのかな・・・と、思いきや

津波で流された飼い猫との再会とかhttp://img.mixi.net/img/emoji/44.gif、被災者同士の助け合いの絆などhttp://img.mixi.net/img/emoji/105.gif

ココロがあったまるエピソードが、やさしいタッチで描かれていて

ビビリ屋の私でも、スラスラ~ と、読めました。

ただ・・・

著者の言葉にもあるように、 「美談ばかりじゃなかった」 です。


一番、ビックリしたのは

 津波が迫ってきたとき、一台の車が、大渋滞の列から飛び出して

 路上を歩いていた人たちを、次々にはねとばして逃げて行った

というお話でしたhttp://img.mixi.net/img/emoji/55.gif

それから

 震災当日の夜、被害をまぬがれた大型店の二階では

 まだ数百体の遺体があるというのに、ごっそりと盗難があった

 小さなのこぎりを片手に、遺体の指から、指輪を持ち去る人もいた


まるで、小説の「羅生門」に出てくる、おいはぎ みたい・・・

ゾゾッ と、背筋が寒くなるけれどhttp://img.mixi.net/img/emoji/246.gif

以前、広島出身のおばあちゃんも、同じようなことを言ってました

「原爆が落とされて、川辺におおぜいの遺体が折り重なっていたとき

 遺体の口から、金歯をはずしながら、集め歩いたひとがいたんだよ」


極限状態になると、その人間の本当の姿が出る、といいますが

その通り・・・だと思います

人間は、天使にも、鬼にもなれる

それは、統合失調症の兄との関わりから、よく学んだこと

あんなにやさしかった兄が、突然、暴力を振るったり

まわりのことなんか、一切目に入らなくなってしまう・・・

泣いたり、憎んだり、いなくなってしまえ、と呪ったり

さんざん・・・負の感情をなめつくしてから、思ったことは

どんな相手でも、責めたり、裁いたりしなくてもいい

そういうことは人間じゃなくて、神さまのお役目だから

目に見えないゲンコツが、そのひとに届けられる

なにをやらかしても、つじつまが合うようになってく


ギリギリの状態にある人は、他人を思いやる余裕なんてない


人間とは、そういうもの と、認識していれば

なにを見ても、どんな目にあっても

必要以上に、ビックリしたり、落胆せずにすむ

大切なのは、どんな場面になっても

自分が、ダークサイトにおっこちないよう

ココロのバランスをとる、ということ


・・・だと、思いますhttp://img.mixi.net/img/emoji/66.gif




http://img.mixi.net/img/emoji/133.gif写真は、いま九州で大人気のゆるキャラ「くまもん」のワンカップ。日本酒は飲めないけど、コップにしたくて買っちゃいましたhttp://img.mixi.net/img/emoji/190.gif



http://img.mixi.net/img/emoji/176.gif危機一髪もすたこら去る女性、救急車にはねられそうになるも…。
http:// news.mi xi.jp/v iew_new s.pl?id =200379 9&media _id=84