蓮☆さとこのほにゃほにゃアート

ヤフーブログから引っ越してきました。

叔父さんの港。

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昨日は、父の命日でした。

いつものように、ベランダでお線香を焚いていたら

秋田の叔父が亡くなった、という知らせが・・・

叔父は、父の長兄にあたるひと

ものすごい苦労人で、長年、渡し舟の船頭をしながら

早死にした父親の代わりに、大勢いる兄弟たちの面倒をみてきました。

父が、41才という若さで、突然死したときも

すぐに、秋田から駆けつけて来てくれて・・・

お葬式のあと、こんな話をしてくれました。

きつい秋田弁だったけど、まだ子供だった私にも

よくわかるように、やさしくかみくだいて・・・



 いまは、いろんな人が出たり入ったりしてるから

 まだ、だれも、さびしくないけれど・・・

 ひとり減り、ふたり減り・・・だんだん人がいなくなると

 家の中が、シン として、さびしくなるよ

 でも 

 どんなにつらくても、悲しくても

 へこたれちゃだめだ

 
 昔な 大八車といって、いまのリヤカーみたいな荷車があった

 その大八車に、大荷物をのせて、坂道を登っていく男がいてな

 その男の顔からは、大汗がふき出している

 真夏の日照りで、顔は真っ赤だ

 もしも、このとき

 男が「もう疲れた」と、道ばたの木陰に腰をおろしたら

 もう、だれも、見向きもせん

 だが、歯を食いしばって、男が荷車を引き続ければ

 その姿に、胸をうたれて

 うしろから、荷車を押してくれるひとが現れる

 だから、どんなにつらくても、へばっちゃだめだ

 ずっと、上を向いて、前にすすめ・・・



叔父さんは渡し舟の船頭でしたが

たくさんの兄弟たちを、家から送りだして

あたたかく迎え入れる・・・

まるで、港のようなひとでした。



叔父さん、本当にありがとう



いままでも、これからも

叔父さんの言葉を胸にしまって

ずっと、上を向いていきます・・・



http://img.mixi.net/img/emoji/133.gif今日は、ほにゃ絵はお休みします。かわりに、叔父さんのために描いた想い出の風景をアップします。



http://img.mixi.net/img/emoji/176.gifあの人に届けたい花言葉・届けたくない花言葉
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