蓮☆さとこのほにゃほにゃアート

ヤフーブログから引っ越してきました。

映画 「ゴールデン・スランバー」

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朝から、雨だったので、映画に行きました。

たまたま、選んだ映画は「ゴールデン・スランバー」


・・・最高でした

アバターと、同じくらい感動しました。

どこにでもいる、宅急便のお兄ちゃんが、なぜか首相暗殺犯にまつりあげられて。

全国に指名手配されて、逃げまくる、というストーリーなのですが。

逃走を助けてくれるひとや、青春時代の友人、故郷の両親など。

いろんな人間模様が浮かびあがって・・・

ハラハラ、ドキドキ、ラストまでグイグイ引き込まれちゃいます

主人は「思わず泣いてしまった」とか。

ネタばれになっちゃうので、あまりお話しできませんが。

私が、一番感動したのは。

主人公の父親役、伊東四朗さんのセリフです。

実家に押しよせる報道陣のカメラを前に、逃走中の息子に呼びかけるシーンでは。

「おい、○○。聞えているか。まぁ・・・アレだ、チャチャッと逃げろ」

逃走犯の息子に、逃げろ、だなんて、それでも親なのかと。

当然、周囲から、ブーイングの嵐を浴びますが。

でも、どんな状況でも、情報に惑わされず、自分の息子を信じてあげる。

そんな毅然とした父親の態度に、とても胸が熱くなりました。


じつは、私も似たような経験があって。

まだ小学生のとき、ひどいイジメにあったんです。

もちろん、私のほうにも、イジメられる要因があったから(はじめは自分のほうが、イジメッ子だった)・・・まぁ、仕方ありません。

だけど、どんどん、うわさが広がって。

私のことを、まったく知らない子たちまで「あの子は、嫌われ者」と、うしろ指をさすようになったのです。

無視されたり、コンパスの針でつつかれたり。

なにもしていないはずなのに、どうして悪者にされるのだろう。

いつしか、頭には、大きなハゲが出来て。

口ぐせは「ごめんなさい」になって、いつも背中をまぁるくして歩くようになっていました。

一番苦手なのは、グループづくりのとき。誰も仲間になってくれないからです。

それでも、いっしょになってくれる子がいると「私と仲間になってくれて、ありがとう」と、頭を下げました。

ドン底を救ってくれたのは、要領のいい子とか、先生ウケする子とか、目立つような人気者じゃなくて。

ふだんは目立たない、おとなしい子でした。

やさしい目で、見つめていてくれたのだと・・・いまでも、感謝しています。

だから私も、他人の評判や、メディアの言うことをうのみにしないで。

しっかりと、自分の目で見据えたうえで。

世の中も、人間のことも、まぁるく、まぁるく。

やさしい目で、眺めていたいと思っています。



社会の"生け贄"に選ばれた男の逃亡劇 堺雅人主演『ゴールデンスランバー
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1105103&media_id=53