蓮☆さとこのほにゃほにゃアート

ヤフーブログから引っ越してきました。

自転車屋さんのお手紙

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ポストに一通のお手紙が届きました

白い封筒に筆文字で、なんだか立派なカンジだけど

「山田サイクル」 ・・・って、ああ!

先日、主人の自転車を交換した自転車屋さんです

それまで主人が乗っていたのは16歳のママチャリ

カゴ、ブレーキ、タイヤ、スタンドとか、ほとんどの部品にガタがきて

壊れるたびに交換したから、ほぼパッチワーク状態だったけど

「ロマネちゃん」 (車体についてたアルファベット) って呼んで

どこに行くにもいっしょの、主人の大事な相棒でした

でも、ついにっ・・・お別れのときがおとずれたんです

ペダルを漕ぐたび、ガッチャン ガッチャン って

まるで壊れた水車のような、ものすごい爆音がするようになって

「いいんだっ 気にしない!」 って、はじめは強がっていた主人も

あまりのうるささに、とうとうココロが折れて、近くの自転車屋さんへ持ってくと

「ああ~ コレはドラムの中が割れちゃってるから、もう寿命ですね」 って

ガーン! 車でいうと、車軸が折れた状態です って・・・

それでもしばらくは、ガッチャンガッチャン音を立てながら

ロマネちゃんに乗っていたのですが (200メートル先でも聞こえた)

たまたま通りかかった山田サイクルの前で、一台の中古自転車を発見

なんとっ ロマネちゃんそっくりの、うすいブルーのママチャリ

すいよせられるようにお店に入って、店主のおじいちゃんに話を聞くと

「ワシのところの自転車は、20年、30年乗り続ける客がようけおるよ」 って

ええっ 30年間も、同じ自転車に乗れるの!?

そうしてるうち、なぜか、ロマネちゃんを手放すことに未練がなくなって

中古のママチャリを、6800円で購入することになったんです

すると、おばあちゃんが、一生懸命なにかやってる・・・?

あっ テプラで、主人の名前シールを作って、貼ってくれてるんだ

じぃーん。。。いまどき、こんな温もりのある自転車屋さんがあったなんて

お店を出るときは、小雨が降っていたので、売りものの自転車の前カゴの

ビニールカバーをはがして、「コレを荷物にかぶせるといいよ」 って

やさしいなぁ~ 売りものの自転車のほうは、ダイジョウブなんだろうか

ロマネちゃんはおじいちゃんが処分してくださると言うので

そのままお店に置いて、新しいほうの中古自転車で帰宅しました

ロマネちゃんとのお別れは、不思議なくらい・・・自然でした

そういうめぐりあわせ? だったのかな

自転車の神様のようなおじいちゃんがいるお店だもの

ロマネちゃんのゴールにふさわしい場所だったんだわ

きっと ・・・ (●´ω`●)



  安全で手軽で経費のかからない自転車は

  健康にも美容にもすばらしいききめがございます

  山田サイクルは、自転車のみを扱う専門店として自転車を通じ

  皆様の明るい生活のお役に立ちたいと努力いたしております

     山田サイクルさんからのお便り より~


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◇山田サイクル 倉敷の阿智神社近くにある自転車屋さん
http://www.kurashiki-shigen.com/web/index.cgi?c=shop-2&pk=34







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